2017.04.21
実施報告:市民大学マナークリエーション講座
シブヤ大学(1)「わたし、ダンスで人生変わりました」

<シブヤ大学×TGMP>
わたし、ダンスで人生変わりました
~元経理 くはっちの、記号カラダンス~
日時 : 2017年3月18日(土)
先生 : くはの ゆきこ (振付家・ダンサー・ダンスファシリテーター )

シブヤ大学の第一回マナークリエーション講座では、様々な障がいを持つ人・持たない人など、多くの参加者が集まりました。講座のタイトルは「わたし、ダンスで人生変わりました~元経理 くはっちの、記号カラダンス~」。本講座における『ダンス』とは、「コミュニケーションの導入部分」。自己紹介では、自分の「趣味」や「好きな食べ物」などを体を使って表現します。参加者は、ダンスでのコミュニケーションを通して、シブヤ大学の考える「マナー」、すなわち「人を思いやるきもち」を実感することになりました。

講座の詳細内容は、シブヤ大学の実施レポートから

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講座の冒頭に、シブヤ大学の吉川さんよりTGMPの活動をご紹介いただきました。

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自己紹介のダンスの描き起こし。

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くはの先生のコメント(談)「ダンスをやっていていつも感じるのは、体と体のコミュニケーションが、これほどまで人を慮ったりとか、気遣い出来るっていう、本当は人間が持っているのにいつも日常生活で忘れている気持ちを呼び起こすなぁっていうのを感じています。ひとつの振りを隣の人に渡すっていう時の体の感覚で、相手に渡すっていうのが、ダンスだとよく見えます。そういうふうなところから、私は人と人とが慮るという気持ちを思い起こしてほしいなと思って活動しています」。

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主催者コメント(談)
写真左:吉川さん(シブヤ大学)、写真右:原さん(特定非営利活動法人 ヒューマンケアクラブ ストライド)
吉川さん「マナーっていうとちょっと固いですけど、思いやりの気持ちだったりすると思うので、今日はお互いの事を踊りでわかろうとしたりとか、みんな何の垣根もなくやれていたのは、お互いを思いやっていたという感じなのかなと。こういう自然な風景がどんどん広がっていけばいいなと思います」。

原さん「自分たちは健常者と言われる人間だから、健常者の方が障がい者の理解がないとか、そういう感じに思われがちだけど、障害者の人達も障害者の人達で、壁を自分達で感じて作っているというところがあります。だから、今日みたいなのをやると、もうお互い恥ずかしいみたいなのも一緒だし、隣にいるのは障害があるのかとかないのかとか関係なく、同じことができるっていうのがすごく良くって。元気に活動してる人も大変なことがあったり、障がい者と同じように困っていて、今回の自己紹介でもダンスの動きを作るのに困って、障がいのある人たちが、自分たちの方がスムーズに出来たりするっていう。その体験がお互いにとって、これからいろんな人たちに接するための良い機会になったんじゃないかと思います」。

リンク:
シブヤ大学
講座レポート