2017.05.19
実施報告:市民大学マナークリエーション講座
自由大学(3)「雨の日は無理して乗らない。そんな日は編集会議」

雨の5月13日。Tokyo Good Manners Project(TGMP)と自由大学のコラボレーション企画『Tokyo Good Ride』は、折り返しとなる第3回目(全5回)を迎えました。
「雨の日はできるかぎり乗らない」。これもまたひとつのマナーだといいます。
そこで今回はマナーブック制作に向けて、とことん編集会議―――。

自ら判断する自転車マナーをベースに置きつつも、内容への追加オーダーもありました。
自転車そのものにフォーカスし、自転車の種類や街乗りに適した自転車選びをはじめ、自転車パーツ用語集、ライド・テクニック。加えて正しい交通ルール、正しい手信号、ライド中に直面するさまざまなロケーションやケースでの注意喚起、公共交通機関への持ち込みについて、などなど。
「こういう情報も自転車ユーザーにとって正しい知識を得る、あるいは知識をあらためて見直すよいきっかけになるし、ライド中の安全性も高まる」と意見は一致しました。
そのボリュームについてもふれ、ページを重ねる冊子タイプではなく、二つ折の新聞のようなサイズ感で展開したいとのこと。「その多くを自転車ビギナーに手にしてもらうのが理想」とも。
参加者たちのこれまでの積極的な意見交換により、また今回の編集会議により、マナーブック制作へのたたき台はよりいっそうブラッシュアップされたようです。

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編集会議の様子。
ざっくばらんな会話も弾み、どんどんアイデアが浮かび、また多彩な情報も共有しました。

仕上がったマナーブックはCOMMUNE 2ndはもちろん、サイクルショップ『レシオ・アンドシー』などのショップで取り扱いがすでに決定しているという嬉しい情報も。今後はレンタサイクルショップのほか、取り扱ってくれるショップを随時増やしていく予定だそうです。

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雨の日に心がけることはなんですか?

自由大学講師の清田直博さん(談):ちょっとした段差や横断歩道のラインですら滑りますので、けっしてマンホールや金属製の排水溝の上を走らないこと。とにかく危険で、横転したら一大事です。また乗り手も自動車ドライバーもお互いに視界がわるくなっていますから、事故につながる危険性もきわめて高くなります。いつも以上に危険が潜んでいることを忘れないでください。やはり雨の日は無理して乗らない。これもまたひとつのマナーかな。

リンク:
自由大学「TOKYO GOOD RIDE」(参加受付)

過去の自由大学マナークリエーション講座
第1回 「表参道~青山エリアの自転車マナーをつくろう自転車好きウェルカムイベント」
第2回 「気づかない落とし穴。知識共有もマナーのひとつ」