2021.12.06
実施報告:「地球の人も治したい八百屋」を開催

2016年の設立以降、Tokyo Good Manners Projectが特に力を入れてきたプロジェクトがあります。フードロス削減を目指して2019年に立案された『福ごはんプロジェクト』です。yaoya_0162始動からおよそ2年。先日、東京都日本橋浜町にあるカフェ「Hama House(ハマハウス)」を1週間お借りして、捨てられてしまう食について知り、体験していただくスペシャルイベントを開催いたしました。今回はその様子をたっぷりとお届けします!

■全国から集めた規格外野菜を販売「地球も人も治したい八百屋」yaoya_0240実施したのは、「地球も人も治したい八百屋」というイベント。「食品ロス削減の日」である10月30日(土)〜11月5日(金)までの一週間限定で開催しました。

yaoya_0305タイトルに「八百屋」とついているとおり、行ったのは野菜の販売。ただ、いわゆるスーパーに並んでいるような“通常の野菜”ではなく、「形が変」「傷がついている」「大きすぎる」「小さすぎる」といった理由で一般の市場に出回らない「規格外野菜」を販売しました。

yaoya_0273野菜は種類ごとではなく、「免疫力アップ」や「むくみ解消」など、身体への効能ごとに陳列。規格外野菜は見た目はちょっぴりヘンテコですが、味は通常のお野菜と変わらず、栄養もたっぷり。

yaoya_0450お客様の体調やお悩みに合わせて、スタッフがおすすめの野菜をご案内しました。

yaoya_0276用意した野菜は、さつまいもやカブ、ごぼうやかぼちゃなどの秋野菜をはじめ、トマトやナス、きゅうりなど、およそ30種類以上。店内にはユニークながらもどこか愛らしい規格外野菜が並び、写真を撮るお客様も多くいらっしゃいました。

yaoya_0342来場した皆さまにお配りしたのが、野菜の効果・効能がまとまっているリーフレット。こちらは、美養食料理家である片山 真美さん監修のもと制作。イベントは終了していますが、リーフレットは現在もハマハウスで配布しています。

■規格外野菜を使用した「福ごはん弁当」も販売!yaoya_0409連日完売になるほど好評だったのが、売れ残った規格外野菜を使って作った「福ごはん弁当」。ハマハウスのシェフ特製のランチボックスで、メニューには10種類以上の野菜を使用。お弁当目当てに来店した方も多く、フードロス問題への関心の高さが伺えました。

yaoya_0415イベントではその他にも、日本橋浜町にオフィスを構えるカゴメ(株)とコラボした「野菜ミックススムージー」の販売の他、同じくカゴメ(株)が開発した「ベジチェック」も設置。1週間で1,000人以上の方にご参加いただきました。

TGMPでは今後もフードロス問題に対して、生産から消費そして廃棄に至るまでの、プロセス全体に着目した取り組みを実施することで、持続可能な社会の発展に寄与してまいります。

本プロジェクトにご協力いただいた皆さま、そしてご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!

『福ごはんプロジェクト』とは
料亭文化の地とされる日本橋浜町で年に4回(1月・4月・7月・10月)開催される「浜町マルシェ」で売れ残った食材を活用し、地元の人・企業・組織が一体となり、食べられるはずなのに捨てられてしまう「食」について考え、解決する取り組みです。”もったいない”という日本人の美徳に基づいたグッドマナーで、フードロス削減に向けたアクションを起こすべく、「残り物には福がある」という日本の文化に密着したことわざから着想を得ました。