2018.12.25
実施報告:市民大学マナークリエーション講座 丸の内朝大学: 『Tokyo Good Manners Project × 丸の内朝大学 目指そう!フードロスゼロ in 丸の内』

Tokyo Good Manners Project(TGMP)×丸の内朝大学のマナークリエーション講座『目指そう!フードロスゼロin丸の内』が2018年12月2日に、丸の内朝大学10周年記念祭の一環で、大手町「3×3 Lab Future」にて開催されました。

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以前からフードロスの取組は始まっているものの、なかなかその量が減らない現実もあって、私たち11人が家庭レベルで、無理なくフードロスを意識したアクションを習慣にする方法を、専門家とシェフを交えて、具体的に考えて行くというワークショップ。

前半は、講師として冷蔵庫収納家として活躍する福田かずみさんが登場し、ロスを軽減するための収納のアイデアや工夫を参加者にレクチャーしました。

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日本のフードロスは年間646万トン。世界の年間の食料援助量が380万トンであることから考えても、いかにフードロスの量が莫大であるか、そして、そのフードロスの45%近くが、家庭から生まれているという事実をしっかり頭に入れましょうと、福田先生が冒頭で力強く説明。

その具体的な解決策として先生が提唱しているのが、ストックされている食材を無駄なく活用するための冷蔵庫収納術。冷蔵庫の中身を、味噌やヨーグルトなどの定番品とその他の臨時品に分類し、定番品の所定ポジションを決める、そして棚の段ごとに賞味期限の長短で区分けする、また袋や箱を開封した瞬間に、開封日を記入するなど、食材の重複や食べ忘れを防ぐ為のテクニックを伝授しました。

冷蔵庫収納術の講座のあとは、3×3Labのシェフも交えながら、より実践的に、冷蔵庫で余りがちな食材を駆使して、ディップソースと照り焼きソース作りを学ぶワークショプがスタート。参加者は4チームに分かれます。ヨーグルトや味噌、醤油などの調味料を混ぜてディップソースを作るチーム、リンゴを薄切りにしてシナモンで簡単なデザートを作るチーム、鶏肉を照り焼きにするチーム、鶏肉のソースをジャムや醤油で作るチームにそれぞれ分かれ、ミッションを遂行。

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和気あいあいと楽しく作業を進めながらも、シェフや先生のアドバイスも手伝って、ヨーグルトと味噌と豆板醤を組み合わせて美味しいディップソースが出来ることなどを驚きとともに学び、参加者の中には、帰宅したらさっそく冷蔵庫の中身の調味料を引っ張りだしてトライしてみたいと感化された方もいました。

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まずは少しずつでも、自分にできることを、楽しさを持って取り組むことが、フードロスを減らす第一歩なのだなということをしみじみと実感したワークショップでした。