2017.04.25
実施報告:市民大学マナークリエーション講座
自由大学(1)「表参道~青山エリアの自転車マナーをつくろう
自転車好きウェルカムイベント」

自由大学とTokyo Good Manners Projectのコラボレーション企画『表参道~青山エリアの自転車マナーをつくろう 自転車好きウェルカムイベント』が4月15日、自由大学のメインキャンパスでもあるCOMMUNE 2ndで開催されました。
第1回目(全5回)の今回は、中島大(株式会社自転車創業・代表取締役)氏をゲストに招き、「車道を走らないとダメ?」「ヘルメットかぶらないとダメ?」「駐輪はどうすればいいの?」「保険は入ったほうがいいの?」など、自転車利用に関する講義が行われました。
日本は自転車大国でありながら、「単なる交通手段という片手落ち感もあって、連続した自転車専用レーンがなく、駐輪場も簡単に設けられない」と中島氏をはじめ、参加した2名の講師陣も口を揃えて「インフラ整備が課題」だと指摘しました。「自転車で広がるライフスタイルが根づけば、解決できる問題もマナーもふえる」としました。
――しばらくすると、講義は意見交換の場に発展。サイクリングに目覚めたばかりの愛好家や自転車専門雑誌の編集者、海外の自転車事情ツウまで、そのレイヤーの広さからさまざまなアイデアや意見、質問が飛びだしました。
自由に発言できるという雰囲気のなかで集まった自転車愛好家たちは存分に白熱し、このイベントの目的であるマナーブックのたたき台をつくることに手がかりをつかんだ様子でした。

白熱したあとは、表参道~代々木公園サイクリング場を各々の愛車でRide。休日は自転車で街を楽しむという原点はもちろん、この日交わされた意見から得たあらたな思いやりRideを意識しながらペダルをこぎはじめました。

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「東京は狭い路地が多いので、そういうルートを自転車ユーザーたちがマップでつないでいけば、走りも快適になってくるのでは?」と、集まった自転車愛好家たちからどんどん意見があがってきました。意見を口にしているうちに考えがまとまり新しいアイデアがふと芽生えたり、聞いた意見から自分の解釈の間違いに気づいたり。マナーブック制作に向かって順調な歩みをスタートさせました。

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愛車で表参道~代々木公園サイクリング場まで。このコースは出発まえにみんなの意見を集めて決めました。寄り道もOKに。

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グループライドで休憩する際は、長いチェーンロックを用いて駐輪をコンパクトにまとめます。こうすることで歩行者の障害にならないよう配慮ができるほか、盗難率を下げる効果もあるそうです。

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混雑をしている場所では愛車から降りて、押して歩くのもマナー。

ショップやカフェに寄り道中。
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外苑西通りを走行中に3つのショップに立ち寄りました。 その内のひとつ『レシオ アンドシー』はコーヒーも飲めるサイクルショップ。ファッションやギアを手にし、また旅の話など、自転車愛好家たちが楽しく会話していました。

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愛車を走らせる愛好家たちは第2回目の意気込みをペダルに乗せて、新緑に囲まれた代々木公園サイクリング場を走り抜けて解散となりました。

リンク:
自由大学
講義レポート