Tokyo
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世界一の玄関口

世界が認めた、羽田空港の清潔さ

日本で一番多くのお客様が出入りする玄関といえば、「羽田空港」。2015年には7,531万人もの人が利用し、日本の空港利用者ランキング第1位に輝いた。その広さは東京ドーム310個分、一時間の離発着数は80回と、日本で一番忙しい空港とも言われている。そんなたくさんの人を迎え、送り出す羽田空港が、今年「世界一」美しい空港に選ばれた。これは2013年、2014年に続いて3回目の快挙だ。これはイギリスにある世界最大の航空業界格付け会社SKYTRAX社が公開している国際空港評価ランキング。羽田空港は世界一綺麗な空港のほか、国内線旅客ターミナルの使いやすさが評価され、国内線空港総合ランキングでも一位を獲得した。世界にも認められた羽田空港の美しさを支えているのは、たくさんの人の「心づかい」だった。

世界が認めた、羽田空港の清潔さ
機械や道具や人の手で、いつでもピカピカに磨かれる床。

空港に潜む300人の清掃のプロ

羽田空港を清掃するスタッフは、約300人。早朝の清掃・点検から始まり、営業中も常に空港内に汚れやゴミがないか見回っている。そんな清掃スタッフの指導役として働く新津春子さんは、「優しい心」での清掃を心がけている。「自分への優しさ」「相手への優しさ」そして「モノへの優しさ」。ただ汚れが落ちればいいわけではなく、この洗剤はモノを痛めない素材か。誰も気づかない汚れだけど、もし誰かが見たら……?新津さんの「優しい清掃」の心は、スタッフにも受け継がれている。トイレに入ると、清掃中のスタッフは必ず「こんにちは」「いってらっしゃい」と声をかけてくれる。ここで生まれるほんの少しのやりとりだけで、私たちは気持ちよく空港を利用できる。そして他の人にとっても、気持ちのよい空港にしようという気持ちが生まれるのだ。

空港に潜む300人の清掃のプロ
ソファの隙間や裏側まで、見えない所こそ念入りに。

みんなで「当たり前」を守る

羽田空港の清潔さを作っているのは、清掃員だけではない。利用者のグッドなマナーも、「世界一」になるためは必要な要素だ。例えば小さなお子さんを連れたお母さん。子どもが飲み物をこぼしてしまった時、近くの清掃員や案内所に連絡をしてくれる姿が当たり前になってきたという。綺麗な状態が当たり前、そこを汚してしまったら、すぐに対処する。そんな心配りが利用者にも広がっている証拠だ。「綺麗であることが当たり前」。そこから生まれるグッドなマナーが、「世界一美しい空港」を作っている。

みんなで「当たり前」を守る
広い空港の清掃は、とにかく素早く丁寧に。

データ

いつ始まったの? 羽田空港ターミナルビルが開館した昭和30年。
どこで体験できるの? 羽田空港の国際線ターミナル、第1旅客ターミナル、第2旅客ターミナル。
おすすめの時期や時間帯は? いつでもピカピカな羽田空港だが、清掃が終わったばかりの早朝は特に気持ちがいいのでおすすめ。
数字的データ 敷地面積:1,450ヘクタール(東京ドーム約310個分)
空港利用者(2015年):7,531万人
発着回数(年間):44万7000回
2020年までに5本目の滑走路を作り、最大約13万回の発着回数を増加が見込まれている。
注意事項 世界各国の様々な人が立ち入ることができるのが空港。貴重品は常に身につけておくようにしよう。
飛行機に乗る際は余裕を持って搭乗手続きを。出発の遅れや、思わぬ事故につながることも。