2019.06.04
活動報告:緑いっぱいのスモーキングスタンドで吸う人も吸わない人も心地良く過ごせるクリーンなまちづくり。「TOKYO GOOD SMOKING STAND」が浅草に登場!

桜咲き誇りようやく春の陽気が訪れた4月5日(金)~7日(日)、浅草寺周辺を中心に大勢の観光客が集まる浅草において、Tokyo Good Manners Project(TGMP)では喫煙者もそうでない人も心地良く過ごせる空間づくり実験として、緑いっぱいのスモーキングスタンドを設置しました。

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場所は浅草六区エリアに位置する商業施設・まるごとにっぽん正面入り口広場。スモーキングスタンドとともにふかふかの芝生を敷き詰めた休憩スペースを設け、浅草の街歩きを楽しむ人々がゆったりと過ごせる空間に。

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スタンド内の壁面にはTGMPの各地での活動を紹介するパネルを展示し、浅草を含めたその街独自の文化とともに存在してきたマナーを紹介する冊子も配布。のんびりした時間を過ごしながら、東京にある“GOOD MANNERS”を再認識していただく機会を提供しました。

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期間中には「春・東京・音楽祭」のパフォーマンスも。

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今回の3日間でとても印象的だったのはスタッフと利用者のコミュニケーション。地元の人と交わす挨拶や浅草についてのお話、お店を探されている観光客と一緒に地図を覗き込んでの道案内、何度もスタンドを利用される人との「ただいま」「おかえりなさい」という掛け合い。そして出したゴミを自ら積極的に分別し、「ありがとう」と声を掛けて立ち去っていく利用者の様子。マナー啓発というと硬くとられがちなものですが、スモーキングスタンドや休憩所という場を介してゆったりと繋がるコミュニティは、この街やTGMPという活動への親しみを増すものとして機能しており、相手を思いやる心から自然にマナーが整っていく様子を体感しました。

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人情味溢れる浅草ならではのクリーンなまちづくりは、対話で進んでいくのだと体感した3日間でした。